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セキュリティを見直す機会となるクラウド変革

クラウドに不安がありますか?
近年、クラウドインフラへの支出が非クラウドインフラへの支出を上回っていることが報じられています。 これはITにとって一つの転換点であり、クラウドを基本とした運用はもはや例外ではなく、一般的なものになったと言えます。しかし、多くのセキュリティベンダー、そしてセキュリティソリューションにおいては、いまだにクラウドを例外として扱うか、あるいは少なくとも主要なユースケースとして扱っていません。つまり、クラウドはまだ必要条件ではなく、オプションとして扱われていることになります。

一方、サイバー犯罪者側は、すでにこのクラウドへの移行に適応しています。彼らは、企業や組織のクラウドのセキュリティ対策が全般的に追いついていないことを認識しており、新しく導入されたクラウド環境周辺のセキュリティギャップに目を付け、利用します。そうしてクラウド環境を標的として、ランサムウェアや暗号通貨の発掘、データ窃取その他の攻撃を仕掛けます。

企業がクラウドに移行する理由はたくさんあります。コストの削減、効率改善、市場投入までの時間の短縮は、クラウドプロバイダが推奨する主な利点の一部です。しかし、これらの利点については誤解されている場合があります。クラウド利用により効率がアップし、市場投入までの時間も大幅に改善されるとは言っても、移行が一夜で完了するわけはありません。データセンター全体と運用アプリケーションをすべてクラウドに移行するには、数年かかる場合もあります。大部分のデータ移行が完了するまで、上述した利点は完全には実現されることはありません。
(2020年5月に掲載)

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